2017/09/25 16:01



斑入りヤマボウシ ’七変化’(Cornus kousa 'Shichihenge')は夏前後に白色の掃き込み斑が入りますが、諸条件で様々に変わります。

葉が真っ白に染まる葉もあれば、白色と緑色の対比が美しい葉もあります。

上記の写真は2017年の様子で、真っ白な葉、白色に緑色が散らしてあるような葉、緑色の葉があります。

花以上に美しく、一枚一枚の葉が違う表情を見せるので、見ていて飽きません。


2017年は気候が不安定で、平年とは異なりました。

その所為か分かりませんが、(特に鉢植えの)七変化では、斑が入り辛い事が多いようです。

上記の写真でも、斑が入る葉は綺麗に入りますが、緑色の葉が多いです。

昨年の冬に落葉してからずっと楽しみにしておりましたので、かなりガッカリしてしまいました。

御購入頂いた方々の御庭では綺麗に染まっていると良いのですが・・・。


今年、綺麗に染まった葉は以下のような様子です。それでも緑色の部分が多いです。





また、折角入った斑も、夏の暑さで葉焼けしてしまい、只でさえ少ない今年の斑がさらに少なくなってしまいました。



以下は、作出者さんの御庭に植えられている、七変化のオリジナルの様子です。

8月下旬から9月上旬に撮影させていただきました。見事な大株でしたが、上手く撮影出来ず残念です。

緑色の枝も多いですが、斑の入った枝も多いです。




唯一良かった事は、緑色の葉が多かった為、苗の成長は良かったようです。斑が多いと葉緑素が少ない為、斑が少ない今年は、苗が充実しました。

自然の事ですので思う様にはなりませんが、今年の成長が来年以降に繋がっていくと考え、見守っていきたいと思います。


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