2017/09/24 14:27

学名:Acer spp.
樹高:10~20m ※品種や環境、仕立て方等にも因るので目安。小高木から高木に分類される。
樹形:立性。
葉色:春と秋は緑色。秋は紅色や黄色に紅葉(黄葉)する。
剪定・刈込:一般的な品種は落葉直後が適期。出来れば年内に。

徒長枝は元から切り取り、小枝は手で折り込む。5月~6月にも小枝を折り込めるが、太い枝の剪定は控える。
樹形は自然風にしなやかに形作るのが基本。細い枝を残し、太い枝を切り取ると、自然風の柔らかな樹形を作りやすい。



病気:強い。乾燥するとうどんこ病が発生する事がある。
害虫:テッポウムシ。成虫による樹皮の食害、幼虫による幹や枝の内部の食害。
   イラガやミノムシ等のガの幼虫。日本在来の品種は、病害虫に比較的強健。
日照:日向を好むが、多少の半日陰でも生育可能。紅葉の美しい品種は日向推奨。
成長:早い。
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月に緩効性肥料等。




【育て方の備考】


・カミキリムシ(テッポウムシ)の成虫が樹皮を食害したり、幼虫が幹の内部を食害したりする。成虫は捕殺し、幼虫の開けた穴にはスミチオン等の殺虫剤をスポイト等で注入する。幼虫が食害すると幹に穴を開け、そこから木屑を出すので、それを目印に探す。


・カミキリムシやガの成虫等が初夏以降に飛来するので、発見次第捕殺する。予防も兼ねてスミチオン等の殺虫剤を定期的に散布しても良い。


・剪定の適期は落葉直後。カエデは落葉後の樹液の流動が早いので、年内に済ませる事が望ましい。
初夏ぐらいに剪定する場合は、小枝だけに留めておく事。
ネグンドカエデ等、外国のカエデはこの限りではない。


【概要】

更新途中。


○オオモミジ



・ノムラ(野村) Acer palmatum var. amoenum cv. Sanguineum


江戸時代には知られていた古い品種で、古くは「武蔵野」と呼ばれた。
紫紅色の葉が特徴。新葉は紅色で、徐々に紫紅色に変化し。その後は暗紫色や暗緑色になる。




○トウカエデ(唐楓):Acer buergerianum


・ハナチルサト(花散里):Acer buergerianum "Hanachirusato"

トウカエデの斑入り葉種。
葉の色は、新芽が桃色→淡桃色→新葉が白→黄緑→緑→秋に紅葉と季節に応じて変化。







○ネグンドカエデ



・フラミンゴ Acer negundo "Flamingo"


ネグンドカエデ ”フラミンゴ”:フラミンゴのようなピンクに、白色、緑色の三色カラーリーフ




○ノルウェーカエデ



・ロイヤルレッド Acer platanoides "Royal_Red"

ノルウェーカエデ "ロイヤルレッド":赤紫色の新芽と暗紫色の葉がお洒落なヨーロッパカエデ