2017/05/18 21:34



学名:Acer platanoides "Royal_Red"
樹高:原種は自生地では20m~30m。環境等に因るが、ここまで大きくならずとも高木になる。
樹形:立性。
葉色:新芽は赤紫色。その後は暗紫色から紫緑色。葉は長さ10~15cmと大きい。掌状に5裂。
剪定・刈込:落葉直後が適期。できれば年内に。樹幹を乱す枝を間引くように。
      接ぎ木苗の場合、台木の芽が伸びたら摘み取る。
病気:特になし。
害虫:カミキリムシ(テッポウムシ)が樹皮と幹内部を食害。イラガの幼虫等が葉を食害。
日照:日向を好むが、多少の半日陰でも生育可能。
成長:やや遅い。
耐寒性:強い。
耐暑性:普通。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。


【育て方の備考】

・カミキリムシ(テッポウムシ)の成虫が樹皮を食害したり、幼虫が幹の内部を食害したりする。成虫は捕殺し、幼虫の開けた穴にはスミチオン等の殺虫剤をスポイト等で注入する。幼虫が食害すると幹に穴を開け、そこから木屑を出すので、それを目印に探す。


・カミキリムシやガの成虫等が初夏以降に飛来するので、発見次第捕殺する。予防も兼ねてスミチオン等の殺虫剤を定期的に散布しても良い。


・流通している苗は接ぎ木苗が一般的か。接ぎ木苗の場合、台木の芽を毟り取る。


・鉢植えの場合、夏の水切れに注意する。夏の灌水は暑い日中を避け、朝か夕方に。



【概要】

ノルウェーカエデはヨーロッパ原産の耐寒性落葉高木。日本のカエデとは葉が大きく異なり、葉は長さ10~15cmと大きく、掌状に5裂する。独特の大きな葉が魅力。


ロイヤルレッドの葉は暗紫色から緑紫色で、新芽は赤紫色。

展開したての新葉は光沢がある。



新葉は徐々に赤色が消えていき、暗紫色から緑紫色になる。