2017/01/24 13:26

4月初頭に、12cmポット苗のツツジ4本を、此方で選んで御送りします。

秋田県へ御送りするので、耐寒性に優れる4品種を選びました。

平戸ツツジやアザレアは耐寒性がやや低いので、久留米ツツジが適していると思います。

この詰め合わせの内容を、開花期の写真を交えて簡単に御紹介します。

尚、実際の花色は、掲載している写真より綺麗です(特に赤色露や桃色の花)。

開花をお楽しみに御待ちください。

特に記載がない限り、開花は4月下旬から5月上旬頃が盛りです(地域や気候で変動しますので目安です)。



1.黒光錦(コッコウノニシキ)

黒光錦は黒光司(コッコウノツカサ)の斑入り品種です。

緑色の葉の縁に、覆輪の斑が入る、美しい品種です。

花期以外にも通年美しい斑入り葉を楽しめる、観賞価値の高い品種です。

黒色を帯びた、濃紅色の花を咲かせます。

赤花の久留米ツツジは多いですが、黒色を帯びる点が独特です。

黒色が紅色に深味を与えています。



冬の寒さで赤茶色に紅葉する事があります。

葉の緑色が赤茶色に、斑の部分が赤色に紅葉します。




2.麒麟(キリン)

花は淡桃色で、二重の小輪咲きです。

小輪多花性の久留米ツツジの中でも花は小さい部類です。

小さく可愛らしい花が、株全体を覆います。

樹形が横張性で、細い枝葉が密に茂る為、樹形が纏まり易いです。

久留米ツツジの代表的な品種です。





3.裾濃の糸(スソゴノイト)

花は若干桃色を帯びた濃紫色で、一重の小輪咲きです。

樹形は横張性で、生育が良く、耐寒性が高い品種です。


同じ紫色の久留米ツツジである「紫胡蝶(ムラサキコチョウ)」に比べ、花がやや桃色を帯びています。

また、紫胡蝶とは違い、枝は細くありません。

樹形は開帳性が強く、樹形が纏まり易いです。






4.雪牡丹(ユキボタン)
白花八重咲きの久留米ツツジです。白花の品種は多いですが、八重咲きの雪牡丹は清楚且つ豪華な印象を受けます。
純白の上弁に黄緑色の斑点があり、花の中心が黄緑色に見えます。


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以上、4種4色の久留米ツツジを選んでみました。

御届まで間がありますので、各種久留米ツツジをじっくりと選んで頂くのも宜しいかもしれません。

品種の御変更も承ります。

同じ色でも例えば、


1.赤色の品種は、斑の入らない「黒光司」や、朱色を帯びる「太陽(タイヨウ)」、小輪咲きの「今猩々(イマショウジョウ)」等へ


2.桃色の品種は、濃桃色の「日の出(ヒノデ)」へ


3.紫色の品種は、桃色を帯びない「紫胡蝶(ムラサキコチョウ)」や、紫覆輪の「紫水晶(ムラサキスイショウ)」へ


4.白色の品種は、八重咲きではない「暮の雪(クレノユキ)」へ


上記のような変更も宜しいかと思います。

他にも、一重大輪で淡紅色の「紅(クレナイ)」や、紅覆輪の「口紅(クチベニ)」、橙色を帯びる「明日香(アスカ)」や「レックス」等も宜しいかと思います。「レジナ」等の特別早咲きの品種は、雪解け前に開花期になる恐れがありますので、此度は除外致しました。



品種や気候等にもよりますが、4月上旬から中旬頃からポツポツ咲き始めるので、4月初頭に御届けする予定です。

御気に召して頂けたら幸いです。