2017/09/07 11:45
アメリカハナズオウの斑入り品種 ”シルバークラウド”(Cercis canadensis ‘Silver Cloud’)は斑入り品種のご多分に漏れず、夏に葉焼けしてしまいがちです。夏の葉は緑色の部分が多くなりますので、そういう葉は葉焼けし辛いのですが、白い斑が多いと葉焼けし易いです。
写真の茶色く変色した部分が葉焼けした箇所です。比較的病害虫に強くて育て易いシルバークラウドの、唯一の弱点だといえます。
葉焼けが進むと葉が丸まり、最後は落葉してしまいます。下の写真は2017年9月7日の写真ですが、一部の葉が葉焼けして落葉したほか、(分かり辛くてすみませんが)右下の葉が丸くなっています。
葉焼けによって樹木が枯れる事はありませんが、鑑賞性が損なわれてしまいます。
鑑賞のピークは春の開花期と、それに続く萌芽から葉焼けする前までになります。
夏は葉の緑色の部分の増加と葉焼けにより、初夏の美しさには及びませんが、綺麗な斑入り葉も鑑賞出来ます。
葉の1枚1枚の様子が違いますので、見ていて飽きません。
白色と緑色の織りなす沢山のハートを眺めながら、翌年の新葉を楽しみに待っております。
※関連記事