2016/11/12 21:25

 

斑入りケヤキが紅葉の盛りを迎えています。

斑入りケヤキはケヤキの園芸品種で、緑色の葉の縁に白色の斑が入る、とても美しい品種です。

春から秋は以下のような感じです。明るく涼しげな印象を受けます。

 

 

 

ケヤキは落葉樹で、晩秋から初冬に掛けて紅葉し、冬は落葉します。

紅葉の色は赤色から赤茶色、黄色ですが、環境等に因り色合いが異なります。

葉の緑色だった内側と斑の入った外側は、紅葉しても色が異なります。

紅葉、又は黄葉する樹木は多いですが、斑入りケヤキの紅葉は独特の趣があります。

美しいですが派手過ぎず、なかなか渋いです。

 

 

 

 

 

紅葉が終わると落葉しますので、冬は枝振りや幹肌を楽しみながら、春の新芽を待つことになります。

 

 

斑入りケヤキは原種のケヤキに比べ、成長が遅いようですが、最終的には大きくなります。

露地植えでは広い場所が必要ですが、現代の園芸事情を鑑みるに、鉢植えや盆栽等の方が向いていると思います。

新しくて美しい園芸植物が増えてきた所為か、最終的には大きくなる所為か分かりませんが、近年はこの斑入りケヤキの人気が下火のようです。

とはいえ、新芽や紅葉も含めて斑入りの葉は美しく、病害虫に特に弱いわけでもなく、今でも他の植物と比べても引けを取らない、魅力的な園芸品種だと思います。

 

 

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