2016/11/09 21:08


コニファーは秋頃になると、内側の葉を中心に、一部の葉が茶色くなって落葉する事が多いです。

特に葉色の綺麗なサワラ ”ゴールデンモップ”(Chamaecyparis pisifera ”Golden Mop”)では、枯れ葉が相対的に目立ちます。


 木は基本的に、外側へ成長していきます。
すると、内側の古い葉には日光が届き辛くなり、光合成の効率が悪くなります。
このような葉を、木が自分で捨てるのです。
つまり新陳代謝ですので、ご心配には及びません。
秋に不要な葉を落とし、春にはまた新しい新芽を伸ばします。
ゴールデンモップは常緑樹ですが、このように古い葉と新しい葉が入れ替わっていきます。



 尚、茶色く枯れた葉は見栄えが悪いですが、摘まんだり、手で払ったりすると簡単に落ちますので、御手透きの折にお試しください。

枯れ葉を掃除してあげると、通風と採光が良くなり、木の健康に良い他、次の新芽が伸び易いです。

ゴールデンモップ以外のコニファーにもいえますので、枯れ葉の掃除をお勧めします。



ゴールデンモップはこの落葉が終わると、徐々に冬の葉色に移ろってゆきます。

冬は緑色が消え、黄金色が強く発色するので、ゴールデンモップは冬が最も美しいと個人的には思います。

気温も下がり、日に日に冬が近付いて来るようです。

ゴールデンモップも、日に日に黄金色の輝きが増してくれるでしょう。


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