2016/04/17 17:43

 

※実物は写真よりも黒色を帯びた深い紅色です。

久留米ツツジ ”黒光司(コッコウノツカサ)” が開花し始めました。

4月下旬から5月上旬頃に、黒色を帯びた濃紅色の花を咲かせます。中輪の一重咲きです。

久留米ツツジの中では開花は遅い方です。

久留米ツツジには赤花の品種は多く、やや朱色に近い「太陽」や濃桃色を帯びたような「紅(クレナイ)」も美しいですが、黒光司は黒色を帯びる為、赤色が特に深い印象を受けます。黒色が赤色に深味を与え、引き立てているようです。

赤花の中でも真っ赤な品種が欲しい時には、特に候補になると思います。

 

蕾ではより黒色が際立ちます。

 

 

 

”黒光錦(コッコウノニシキ)” は、黒光司の斑入り品種です。濃緑色の葉に黄色の覆輪が映えます。

明るい緑色の葉は新芽です。

 

開花期以外にも、美しい斑入りの葉を観賞出来るのが嬉しい品種です。

美しいが派手過ぎず、品があります。多くの植栽用途に無理なく使えると思います。

 

花は黒光司と同じく、黒色を帯びた濃紅色です。深い紅色の花を、葉の濃い緑色と黄色の覆輪が引き立てます。

何とも贅沢で素晴らしい品種だと思います。

 

 

美しい斑入りのツツジに ”銀河” がありますが、印象は大分変わります。どちらも覆輪の葉が美しいですが、個人的には、銀河は花も含めて可愛らしい印象を受けますが、黒光錦は大人っぽく上品な印象を受けます。

 

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