2017/11/27 21:10


学名:Thuja orientalis 'Elegantissima'
樹高:6m前後 ※樹高は目安。環境や仕立て方にも因る。
樹形:密な狭円錐形。
葉色:黄緑色。冬は赤茶色。
剪定・刈込:3月頃から梅雨明け前まで。
病気:強い。
害虫:強い。稀に新梢にアブラムシ。見つけたらスミチオン等の殺虫剤を散布。
日照:日向を好むが、多少の半日陰でも生育可能。
成長:早い。
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。



【育て方の備考】


・病害虫に強く、成長旺盛で育て易い。稀にアブラムシが新梢を中心に発生する場合がある。発見次

第、殺虫剤を散布する。球果が沢山生って樹勢が弱ると害虫が付き易くなるので、球果が熟す前に取

ってしまうのも良い。とはいえ、そこまでしなくても元気に育つ強健な品種。


・冬に葉色が赤茶色に変色するが、春には黄緑色に戻る。冬の日射量が足りないと変色し辛くなる。


・秋頃に一部の古い葉が茶色くなり落葉する。新陳代謝なので問題はない。落ち葉が枝の合間に溜ま

ると通風と採光が妨げられるので、掃除すると良い。




【概要】


コノテガシワの園芸品種。この仲間の中でも特に普及しているであろう定番品種。
コノテガシワは漢字で「児手柏」と書く。葉が子供の掌のように見えるかららしい。
葉は鱗片状で柔らかく、触っても痛くない。

葉色は明るい緑色から黄緑色。



展開前の新芽は黄色を帯びる。



冬は赤茶色になる。



枝が密に茂り、自然と綺麗に狭円錐形に育ち易い。
成長が早くて萌芽力が強い為、刈り込みによく耐える。
主な植栽用途は、綺麗な円錐形を生かした庭木の他、刈り込みに強い事から生垣にも用いられる。
その他、鉢植えやスタンダード仕立て、寄せ植え等。

最終的な樹高が6m前後で、且つ成長が早い為、剪定と刈込によって大きさを適宜維持すると良い。