2017/10/26 21:14

学名:Euonymus japonicus cv. Aureovariegatus
樹高:およそ3~5m。仕立て方や環境等による。
樹形:立性。枝葉が密に茂る。
葉色:光沢のある濃緑色。葉の縁に黄色の斑が入る。新芽の斑は黄金色。
剪定・刈込:2~3月頃から梅雨明け前まで。
病気:強い。春~梅雨時期にうどんこ病が稀に発生。風通しや日当たりが悪いと発生しやすいので、混み合った枝は適宜切り落として通風と採光を促す。
害虫:食害にあっても萌芽力があるので強いといえる。ハマキムシ、ユウマダラエダシャク、ツノロウムシ、ミノウスバの幼虫(毛虫)等。見つけ次第捕殺。被害が大きければ殺虫剤を散布する。
日照:日向を好むが、耐陰性もあるので半日陰でも可。
成長:速い。萌芽力が強く、刈込に耐える。原種に比べ、やや成長が遅い。
耐寒性:やや強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。
用途:生垣、目隠し、庭木、鉢植え、仕立物等。植栽範囲は北海道南部以南。



【育て方の備考】


・稀に先祖返りで、斑の入らない葉が現れる事がある。このような葉は枝元から切り取る。


・害虫が付く事もあるが、萌芽力が強いので、枯れる事は少ない。風通しの良い日向で健康に育てる

と害虫の被害が小さくなる。重なり合って蒸れる枝を抜いて風通しを良くしたり、鉢植えでは肥料切

れを起こさないようにしたりすると良い。



【概要】

マサキの園芸品種の一種。

原種のマサキは日本や中国に自生する常緑広葉樹。耐潮性に優れ、海岸近くに多い。

キフクリンマサキはその名の通り、葉の縁に黄色い斑が入る、黄覆輪が特徴。

斑入り品種ではあるが葉焼けに比較的強く、常緑樹でもある事から、通年美しい葉を観賞出来る。



特に新葉は光沢が増し、黄金色に輝いて美しい。

6月から7月頃、黄色の小さな花を咲かせる。斑入りの葉の方が大きくて美しい為、あまり目立たない。





実は冬に赤く熟し、殻が割れて赤い種子を覗かせる。