2017/10/23 18:14


学名:Hibiscus syriacus
樹高:2m~4mぐらいが多いが、高さを抑えないと、10m以上の小高木になる場合もある。
樹形:直立性。葉張りが出ず、枝が上へ向かって伸びる。箒を逆さにしたような樹形。
葉色:緑色。秋に黄葉し、冬は落葉。
剪定・刈込:落葉後と5月下旬頃まで。花芽形成が5月頃から始まるので、それまでに。
病気:稀にうどんこ病。
害虫:アブラムシ、ハダニ、カミキリムシ、ガの幼虫等。害虫は付き易いが、強健なので株が枯れることは少ない。
日照:日向を好む。半日陰でも育つが、日差しが足りないと花付きが悪くなる。
成長:旺盛。萌芽力が強い。
耐寒性:やや強い。露地植えでは北海道南部が北限。
耐暑性:強い。
施肥:2月頃に寒肥に緩効性肥料。花木としては珍しく、初夏から夏に施肥をすると花付きが良くなる。成長が旺盛なので、肥料切れに注意。



【育て方の備考】


・2月から3月に寒肥として緩効性肥料を、開花期頃に速効性又は緩効性肥料を施肥。5月か6月にも施肥するとより良い。
 成長旺盛なので、鉢植えでは肥料切れに注意する。



・花芽形成が5月頃からなので、剪定と刈込はそれまでに済ませると良い。落葉中と春の新葉が固まった頃が適期。成長が旺盛で萌芽力があるので、剪定等はし易い。込み合った枝を剪定して、樹幹内部に通風と採光を促すと健康に育ち易い。 彦生えが発生し易いので、不要ならば株元から剪定する。



・比較的、害虫の食害に遭い易いが、強健で萌芽力が強い為、株が枯れる事は少ない。美しい花を観賞する為に、春から秋は、定期的に殺虫剤を散布すると良い。


カミキリムシは見つけ次第捕殺。
幹に開けられた穴から木屑が出ている場合、幼虫のテッポウムシが食害している。 薬剤計量用の注射器で穴に殺虫剤を入れる。細いノズルの付いた殺虫剤が量販店等で売られているので、それでも良い。

ガの幼虫は数が少なければ捕殺、多ければスミチオン等の殺虫剤を散布する。
丸めた葉の中で食害するハマキムシは、葉ごと取って潰すと楽。
アブラムシはスミチオン等の殺虫剤を散布。




【概要】

更新途中。

落葉広葉樹の低木または小高木。
夏から秋に、次々と花を咲かせる。

植栽用途は、庭木、花木、添景木。落葉樹だが生垣にも。

露地植えの北限は北海道南部以南。


古くから園芸品種が多く作られている。


日の丸:白地底紅



夏空:青色を帯びた紫色の大輪。



品種不明:紫盃(シハイ)に似る。赤紫色。