2017/07/29 21:40

学名:Juniperus chinensis "Expamsa Variegata"
樹高:約0.5m
横幅:1.5~2m ※仕立て方や環境にも因る。
樹形:立ち上がり気味の匍匐形。
葉色:緑色に黄色を帯びた乳白色の斑が入る。
剪定・刈込:3月から梅雨明け前までが適期。斑の入らない枝は枝元から剪定する。
病気:強い。
害虫:強い。
日照:風通しの良い日向を好む。半日陰でも良い。葉焼けし辛くなる。
成長:やや遅い。年間伸長量約20cm
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。夏に斑の部分が葉焼けすることがあるが、大きな影響はない。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。
用途:グラウンドカバー、鉢植え、寄せ植え、盆栽、花壇、根締め等。



【育て方の備考】


・斑の入り方はやや不安定。斑の入らない枝は枝元から剪定し、緑色と斑の均衡を守る。


・夏前後の強い日差しで、斑が茶色く葉焼けする事がある。その為に株が枯れたりはしないが、見栄
えが悪くなる。葉焼けした箇所を指で擦る等すると、簡単に落ちて綺麗になる。鉢植えでは水切れに
より葉焼けし易くなるので注意。涼しい朝か夕方に灌水。


・日向を好むが、半日陰でも生育する。夏に葉焼けし辛くなるほか、色合いが少し変化する。緑色は
若干青色を帯び、斑は乳白色が強く発色する。



【概要】

枝がやや立ち上がりながら横に伸びる、匍匐性のコニファー。ビャクシンの一種。
緑色の葉に黄色から乳白色の斑が入り、とても美しい。
ハイビャクシン(ソナレ)等と同じく、針葉と鱗葉が混じる。





葉だけでなく実も黄色くなり、可愛らしい。


強健であまり土壌は選ばす良く育つが、やや乾燥気味の肥沃な土壌を好む。
病害虫にも強く、育て易い品種。
成長がやや遅く、剪定の手間は少ない。
大きくなりすぎて困る事もないので、狭い場所にも向く。
緑色とクリーム色のコニファーでグラウンドカバーにも使える品種は流通が少なく、独特の魅力がある。