2017/05/19 15:07


学名:Salix integra "Hakuro-nishiki"
樹高:約2m~3m ※環境と仕立て方にも因る。原種で大きいものは6m
葉張り:約2m
樹形:株立ち。
葉色:春の新芽が展開すると、淡桃色と白色になる。夏以降は緑色。秋に黄葉し、冬は落葉する。
剪定・刈込:冬の落葉期が適期。萌芽力は強いので、強剪定に耐える。
病気:強い。
害虫:強い。
日照:日向を好むが、半日陰でも生育する。夏の強い日差しで葉焼けすることがある。
成長:旺盛。
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。
用途: スタンダード仕立て。生垣や庭木、鉢植え、花材等。




【育て方の備考】


・剪定と刈込は、冬の落葉期が適期。萌芽力が強いので強剪定によく耐え、剪定後の回復によりボリュームが出る。伸びた新芽が色褪せて固まった初夏頃にも剪定すると、樹形が維持し易い。


・斑入り葉は、夏前後の強い日差しで葉焼けする事がある。初夏から夏は西日を遮光出来るような場所が理想的。


・原種は川岸や湿地等に自生する。強健ではあるが、乾燥は好まない。鉢植えでは夏の水切れに注意する。




【概要】

日本等に自生するイヌコリヤナギ(犬行李柳)の園芸品種。春の新芽は初めは緑色だが、伸長した後、徐々に斑が入る。
初夏に淡桃色と白色に染まった新芽は花が咲いたような美しさになる。


斑は徐々に退色し、夏以降はほぼ緑色になる。

それ以降に伸びる新芽にも斑が入る事があるが、初夏ほどの美しさにはならない。


樹形は株立ち状になる。強健で萌芽力が高く、成長が早い為、剪定からの回復が早い。
最終的には高さと横幅がおよそ2m~3mほどで収まる事もあり、大きさを維持し易い。


病害虫に強く、耐暑性や耐寒性も備えている事も鑑みても、とても育て易い品種といえる。


主な植栽方法は、庭木、鉢植え、シンボルツリー、花壇、花材、花材等。
スタンダード仕立て等の仕立物にも良く仕立てられている。
耐寒性があり、露地での植栽可能範囲は、北海道南部以南。