2016/12/06 15:09


学名:Thuja occidentalis ‘Rheingold’
樹高:2m
横幅:2m ※樹高と横幅は環境にも因る。
樹形:幼木は半球形。成木になると、芯が伸びて円錐形になるが、摘芯すれば半球形を維持出来る。
葉色:橙色を帯びた黄色。オレンジ色に近い。冬は銅色を帯びる。コニファーの中でも独特な色合い。
剪定・刈込:3月から梅雨明け前まで。樹形が自然と整い易いので、大きさを抑えたい場合を除いて、刈り込みは不要。形を整える為に伸びてきた芯を剪定する程度。
病気:強い。
害虫:強い。
日照:日向を好む。日差しが足りないと、独特の葉色が退色することがある。
成長:やや遅い。
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。
用途:グラウンドカバーや寄せ植え、鉢植え、庭木等。



【育て方の備考】


・積雪により、枝が折れたり、樹形が潰れる事がある。大雪が降る場合、雪囲いをした方が良い。


・成木になると、芯が立つようになる。剪定すれば球形を保てる。


・日射量が少ないと葉色の発色が悪くなるので、日向での生育が好ましい。



【概要】

ニオイヒバの園芸品種。

黄色のコニファーは数あれど、オレンジ色を帯びるのはラインゴールドぐらいであり、独特の魅力がある品種といえる。
オレンジ色の球形は可愛らしく、コニファーガーデン以外にも、和洋問わず植栽出来る。
葉は柔らかく、可愛らしい見た目と相まって、思わず撫でたくなる。






冬は枯れたような銅色に変貌する。春から秋の華やかさとは一変し、かなりシックな装いになる。




自然と球形に纏まるので、大きくしたくない場合以外は、剪定の手間はかなり少ない。
小さく維持したい場合、3月から梅雨の間に丸く刈り込む。
刈り込んだ直後は見栄えしないが、萌芽力が強いので良く回復する。
成木になると、芯になる枝が伸びるので、その芯を剪定すると球形を保てる。

病害虫に強く、萌芽力があり、剪定の手間が掛からず、大きくなり過ぎないと、
育て易い特徴を多く備えているので、園芸初心者にも勧め易い。