2016/03/04 10:18

学名:Microbiota decussata
樹高:0.5m
横幅:2~3m ※樹高と横幅は環境にも因る。
樹形:匍匐するように放射状に伸びる。先端はやや下垂する。
葉色:緑色。冬はチョコレートのような茶色。
剪定・刈込:3月から梅雨明け前まで。
病気:強い。
害虫:強い。
日照:日向から半日陰でも可。
成長:普通。
耐寒性:強い。
耐暑性:夏の暑さにはやや弱い。鉢植えで顕著。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。
用途: グラウンドカバー、寄せ植え、花壇、ロックガーデン、北側の植栽、コニファーガーデン等。鉢栽培の場合、夏の暑さへの対策として、黒い鉢には植えない。

【育て方の備考】


・夏の暑さにやや弱い。特に鉢植えでは、一部の枝、酷いと株全体が枯れてしまうことがある。温まり易い黒い鉢ではなく、白い鉢で育てると良い。半日陰でも生育するので、夏の西日が当たらない所で育てると良い。露地植えではあまり心配要らない。



【概要】

シベリア東部に自生する、一属一種のコニファー。学名からミクロビオータ・デクサータと呼ばれるの他、ウスリーヒバとも呼ばれる。

高さが0.3~0.5mほどと低く、グラウンドカバーとして用いられる。鱗葉を水平方向に放射状に伸ばし、先端はやや下垂する。

柔らかくやや下垂する鱗葉の為、ビャクシン類より柔らかい印象を与える。

春から秋は緑色で落ち着いた雰囲気。

冬はチョコレートのような茶色になる。低木のコニファーで、冬にここまで見事な茶色になる品種は貴重。



耐陰性がある程度あり、夏の暑さにやや弱いので、夏の西日が当たらない半日陰等での植栽を見かける。

日差しが足りないと黄金色の発色が悪くなる、黄色系のコニファーと使い分けたい。
冬の日差しが足りないと、茶色の発色が弱くなる。
半日陰等に植えると、褐色を帯びた緑色になり易い。