2016/02/07 21:29

学名:Fagus sylvatica 'Purupurea'
樹高:7~10m。ヨーロッパでは20m。※環境にも因る。
樹形:立性。
葉色:萌芽は鮮やかな赤紫色で、やがて赤紫が濃くなって暗紫色となる。夏は緑色。秋は茶色くなり、冬は落葉する。
剪定・刈込:厳寒期を除いた落葉期。
病気:強い。
害虫:テッポウムシ。食害を発見したら、穴に殺虫剤を流す。
日照:日向を好むが、多少の半日陰でも生育可能。
成長:やや遅いが、高木なので、落葉期に芯止めして大きさを維持すると良い。
耐寒性:やや強い。
耐暑性:やや強い。夏場の強い日差しと水分の蒸発で、葉焼けすることがある。鉢植えで起こり易いが、これだけでは木は枯れない。
施肥:2月と9月に緩効性肥料。

用途:シンボルツリー、庭木、盆栽等。


【育て方の備考】


・稀にカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が幹の内部を食害する事がある。幹に穴を空け、そこから木屑を出すのが目印。見つけ次第、穴の中に注射器やスポイト等で殺虫剤を入れて駆除する。


・植栽範囲は、北海道南部以南。


・日本では成長が遅いが、樹高10mくらいに育つ。剪定で大きさを維持すると良い。



【概要】


ヨーロッパに自生するブナの園芸品種。

葉色は黒に近い暗紫色。独特且つとても鮮やかな葉色であり、余人を持って代えがたい品種。


暗紫色の樹姿はモダンな雰囲気で、現代の家にもよく似合う。



夏は暗緑色から緑色になり、冬は落葉する。


新芽は赤色から赤紫色。既に展開した暗紫色の葉と互いに引き立て合い、とても鮮やか。




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