2016/02/01 20:47

 

学名:Juniperus squamata 'Blue Star'

樹高:0.5m

横幅:1m~1.5m ※樹高と横幅は環境にも因る。
樹形:半球形。矮性種。葉が短く斜め上に向かって伸び、密生する。
葉色:銀青色。夏頃等にワックスが落ちると、緑色を帯びる。冬は白色と紫色を帯び、青色が強く発色する。
剪定・刈込:3月から梅雨明け前まで。成長が遅い為、剪定の手間は少ない。ドーム状に刈り込む。
病気:強い。
害虫:強い。
日照:日向を好むが、多少の半日陰でも可。
成長:とても遅い。
耐寒性:強い。
耐暑性:強い。
施肥:2月と9月。
用途:グラウンドカバーや寄せ植え、花壇、鉢植え等。単体で植えても存在感がある。矮性種なので、狭い場所でも育て易い。また、庭の前面に植えて、奥に背丈のある植物を植えると、立体感のある庭ができる。

 

 

【育て方の備考】

 

・雪がある程度積もると樹形がやや潰れる為、積雪する地域は冬囲いが必要。

 

・成長が遅く、自然と樹形が整い易い為、頻繁に剪定しなくても良い。ドーム状に刈り込むと、回復後に綺麗な半球形になり易い。

 

・先端の芽にハマキムシ等が付くことがある。先端だけしか食害しない為、大した被害ではなく、直ぐに回復する。それでも食害部は茶色く枯れるので、綺麗な葉色の中では目立ってしまう。枯れた部分は指で摘まむと簡単に落ちる。(稀だが)被害が著しい場合、若しくは被害がなくても予防を兼ねて、スミチオン等の薬剤を散布しても良い。

 

・木が外側に向かって成長する為、内側には不要になって枯れた古い葉が溜まる。年に一度ほど、内部の枯れ葉を取り除いてあげると尚良い。風通しが良くなり、害虫予防になる。

 

 

【概要】

美しい銀青色の、半球形の矮性コニファー。春から秋は銀青色から青緑色、冬は白色と紫色を帯びて青色を強く発色する。色彩を変化させながら、通年鑑賞できる。

美しい葉色、病害虫に強い、矮性種で大きくならない上に成長が遅い為に剪定や刈込の手間が少ない等、現在の園芸事情に適した要素を体現している。鉢植えでも育て易い。

季節によって色が変わるが、青色のコニファーは他の色のコニファーに比べ、環境に因って色合いが変化し易い。日向を好むが、若干の日射量の変化で青色の発色が強弱する。

また、葉のワックスが落ちると、緑色が強く発色する。

一概にはいえないが、日射量が少なく、雨等でワックスが落ち辛いと、青色が強く発色し易い。

肥料が足りなかったり、鉢の中で根詰まりしていたり等、木の状態が悪くても色合いが悪くなる。

 

下は初夏に新芽が展開した時の様子。
 

 

 

 
 
トップの写真は冬の様子だが、ワックスの乗り具合や日差し等によっては、紫色が強く発色する。冬の明るい屋外ではこのような色合いになり易い。
 
 
 
 

以下は初夏から夏頃(正確な撮影時期は失念)、ワックスが少し落ち、緑色を帯びている様子。

 
 
 
 
 
 
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